冬の木の下

柊です。

人生の岐路になにかを始めてみる

唐突にブログを書き始めようと思い立った。

というのも、ちょうど今日で入籍まで残り1ヶ月になったからだ。

 

今まさに、人生の岐路に立っているなと思う。

もう進む道は決まっているので、岐路とは呼ばないかもしれないけれど、まぁ引き返そうと思えば何とかなるという意味では、そう呼んでもいいのかもしれない。

 

振り返れば、本当に雑に暮らしてきた人生だ。仕事も人間関係も生活も、すべてが雑だった。荒廃した部屋で暮らした数年間があった。親の援助なしでは暮らせない数ヶ月があった。なかなか人には言えないようなことばかりの数年間があった。今もそういう暮らしのツケを払っている部分はある。

それが二人で暮らすようになって1年ほど経ち、まるでそれが嘘のように、整った生活になった。相手もさほど几帳面ではないにしろ、ひとりでいた頃よりはずっといい。

 

ありふれたことを言うが、何でもない日常を幸せだと感じるようになった。

例えばたくさんのバブの中から今日の入浴剤を決めるとき、ふたりでおかしなダンスを踊っているとき、ドライブ中にかけている音楽について話すとき。

外から見たらくだらない一つひとつのことが、思い出し笑いをするくらい大切な思い出になっていくのは不思議な感覚だ。

 

入籍をしても特に生活が変わるわけではないけれど(私が改姓するので手続きはある)、やはり人並みに特別感を覚えるのだなと感慨深かった。

と同時に、どこか他人事のように感じることもある。これはおそらく、荒れた生活を送ったことのある人間なら共感してくれるのではないだろうか。

 

とはいえ、そういう特別な日を1ヶ月後に迎えるにあたって、なにか気持ちを書き留めておくためのものが欲しいと思った。

プラスの感情もマイナスの感情も、愛おしいと思えるような心持ちで生きていきたい。